沖縄が日本でなくなる日(安保法案)

 「沖縄が日本でなくなる日」8回目です。
 この問題を語るうえで、避けられないのは「安保法案」だと考えます。そこで、今回は「安保法案」について述べてみたいと思います。
 「安保法案」は、今年5月に閣議決定し9月に成立した、「平和安全法整備法」と「国際平和支援法」の総称で、「平和安全法制」と言い、マスコミなどでは「安保法案」と呼ぶのが一般的です。
 経緯としては、1991年の湾岸戦争にさかのぼります。日本はアメリカ等に約130億ドルもの財政支援をしながら、自衛隊を派遣しなかった事で、核国から非難されました。それを契機にPKO・イラクへの人道支援等、自衛隊の海外派遣を徐々に拡大していきました。2014年歴代内閣の憲法解釈を変更し集団的自衛権の行使を容認しました。そして、今年、アメリカを訪問した安倍首相はオバマ大統領に関連法案を夏までに成立させる約束をし、9月19日採決されました。
 「安保法案」の一番の問題は、強行採決であることだと感じます。この問題は憲法9条に関係するもので、どう見ても無理の有る憲法解釈で、推し進めようとしました。殆どの学識者は違憲であるという認識ながら、1~2人の合憲と言う意見を持ち出し合憲であると言いました。皆さんはどう思われるでしょうか?
 「安保法案」には、賛成、反対両方の意見が有ると思います。日本の今、於かれている状況、を考えると、武力で対抗することも考えなくては成らないのかも知れません。しかし今回の強行採決に関して、私は納得できないのですが・・・たぶん賛成派の人達の中には、強行採決に対して違うのでは?思っておられる方も多いのではないか?思います。やはりこの問題は、もっと議論を尽して、国民に十分な説明をし、憲法9条の改正が必要ならば国民投票迄しなければいけないのでは?と感じます。
 「安保法案」について、ネットで調べていると、反対派を糾弾するような意見を多く目にしました。在るブロガーは「安保法案は説明不足」と報じるマスコミをアホ馬鹿呼ばわりしており、国民は勉強不足と言っていましたが、私からすれば、だったらお前が戦争に行くんだろうな!と言いたいです。他にも、SEALDsで反対運動をする若者たちに、「彼らは戦争に行きたくないだけだ」と言った国会議員もいました。当たり前でしょう。誰が戦争に行きたいと思いますか?また、反対デモに平和ボケと苦言を呈した大物タレントもいました。しかし、彼らは決して戦地に赴くことの無い人間です。だからこそ、反対派を糾弾するようなことが言えるのだと思います。強行採決にしても、強行した連中は誰一人銃を持つ事のない連中です。そう言えば9.11アメリカ同時多発テロの時、当時のブッシュ大統領他、多くのアメリカ人は平和のためには犠牲が必要だと言っていましたが、そういった連中の殆どは、戦場に行くことの無い安全なところにいる人間です。犠牲が必要ならそう思っている者が犠牲になるべきなのですが…それは無いのでしょう。
 しかし、賛成派の中にも、若い、もしかしたら戦場で命を落とすかも知れない人も居ると思います。そういった人たちの意見もマスコミは取り上げて欲しいと思います。タレントのつるの剛士氏が同じような事をツイッターで呟いたら炎上してしまったらしいのですが、賛成派の人達も平和を願っているのです。もしかしたら賛成派の方が日本や世界の平和を考えているのかも知れません。只、政府の強行採決が、賛成派の方達に肩身の狭い思いをさせているかと感じます。
 最近の、政府のやり方は、強行採決・強制代執行と言った憲法・法律・民意を無視した政策が目立ちます。アメリカの圧力や中国等との領土問題が有り、悠長な事を言って居られない部分もありますが、だからと言ってこれが許されるものでは有りません。一番大事なのは、戦場に行く可能性がある若い人たちの意見です。彼らが戦場で命を落とすことの無いことを願います。

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